ウォッチナビ編集長 水藤大輔さん「RAYMOND WEILとは“チャレンジャー”である」

「RAYMOND WEILとは“チャレンジャー”である」

(PROFILE)
1980年生まれ、愛知県出身。2004年に編集プロダクションに入社し、2008年に「ウォッチナビ」編集部に加わる。
編集業務と執筆の中心を担う傍ら、2014年には「ウォッチコーディネイター」資格を取得するなど精力的に活動。2019年、ウォッチナビ編集長に就任した。

「母国の伝統を絶やしてはならないという、強い意志があったはず」

――時計の世界に入ったきっかけは?
「大学卒業後に入った編集プロダクションで、時計にまつわる媒体に携わりました。それまではほとんど知識がなく、機械式時計も持っていなかったんです。でも自分で記事を作るようになると、手のひらにすっぽり収まるほどの小さな時計に、途方もなく大きな世界が広がっているのを実感しました。レイモンド・ウェイルの時計もそうですが、職人の手作業でひとつひとつ想いを込めて丁寧に作られる時計は、今でも尊敬の対象として捉えています」

――他の時計ブランドにはない、レイモンド・ウェイルならではの強みは?
「まず感じるのは、1976年創業の意気込みです。時計界において老舗の部類には入りませんが、当時はクォーツショックの真っ只中。スイスの伝統的なウォッチメイキングが壊滅的な打撃を受けるなか、あえて本格的なスイスメイドで勝負に出るのは非常にチャレンジングなことだったと思います。創業者に直接話を伺ったわけではありませんが、母国の伝統を絶やしてはならないという、強い意志があったはずです。だからこそ、クオリティコントロールがしっかりされていて、他社と比べてもはっきりと仕上げの良さが際立ちます」

「決して派手ではありませんが、通を唸らせるデザイン」

――たとえばどんな部分に仕上げの良さを実感しますか?
「今日身につけているスケルトンのモデルだと、中から覗くパーツひとつひとつが丁寧に磨かれています。これって、実は普通じゃないんですよ。同じスイスメイドでも、意外とやっていないブランドが少なくない。光に当たって美しく輝くように磨き上げるには、相当の労力がかかりますからね。レイモンド・ウェイルはその手間を惜しまず、特別なこだわりを持って時計に向き合っていると感じます。文字盤をあえて厚めに作っているのも、スイス時計らしい伝統的な装飾をより強く表現するため。例えばマエストロというモデルでは、特徴的なウェーブ状の文様が深く刻まれています。考え抜かれた構造を、職人の技で昇華する。決して派手ではありませんが、通を唸らせるデザインです」

――わかる人にはわかる時計、ということでしょうか?
「確かにそのイメージもあります。良いものを適正価格で提供するというスタンスは、ある程度の知識を持った方にでないと伝わりにくいかもしれませんね。ただ、創業者一族の好む“音楽”が、時計フリークではない人も惹きつける独特のスパイスになっています。歴史を振り返れば、1980年代にはベートーベンやモーツアルトなどのクラシック音楽にちなんだモデルを発表したり、最近だとデヴィッド・ボウイやビートルズとのコラボレーションもありました。指揮者を意味するマエストロのデザインも、実は音楽の波長にインスパイアされています。背景を知ることでより深く味わえるのは時計のひとつの魅力ですし、その点でもレイモンド・ウェイルは実に時計らしい時計を作るブランドと言えるでしょう」

水藤さんの時計選び 私的3大ポイント

①作り手の情熱
②背景のあるブランド
③ピンバックルではないベルト
職人の技や想いなど、作り手の情熱は時計の醍醐味です。また、ブランドにしっかりとした背景があるかどうかもポイント。長く使うものですし、信頼感を重視しますね。ピンバックルを避けるのは、単純に僕の腕が細いから(笑)。総じて、所有して気持ちのいいものを選ぶようにしていますね。

水藤さんの時計選び
私的3大ポイント

①作り手の情熱
②背景のあるブランド
③ピンバックルではないベルト
職人の技や想いなど、作り手の情熱は時計の醍醐味です。また、ブランドにしっかりとした背景があるかどうかもポイント。長く使うものですし、信頼感を重視しますね。ピンバックルを避けるのは、単純に僕の腕が細いから(笑)。総じて、所有して気持ちのいいものを選ぶようにしていますね。
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